卒業後問題

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本間ってばとにかく夏が苦手でして気温が25℃を超えると、モウ脳の働きが30%くらい落ちてしまう感覚なんですよ。そんな中で様々な地方都市を巡り歩いてきた身としましては、名古屋を中心とした東海地方の夏の酷さをイチオシに挙げたいところ。もちろん夏はどこにいったって暑かったりするモンなんですが、名古屋の夏は天気予報の気温だけでは測れないものがありまして、関東関西地方とでは暑さの質が違ったりするんですよ。しかもそれがかなり長く続きまして、ある年なんて11月の初旬くらいまで暑くて、その後一週間くらい秋の涼しさがあった後はずっと寒いという超過酷な自然環境で、そんな中でお勉強をする生徒さんはすっげー良い会社に入る良い子か以前書いた混同君に代表される様なダメダメ人に極端に別れていた様な気がします。

では内定を取らずに卒業してしまった場合、いったいどうなってしまうのでしょうか?
僕が名古屋校で指導していた時には、世界企業トヨタのお膝元だけあって、そちら関連の方向に流れていった生徒は多かったように思われます。ただ、それが恒久的な就職に繋がったかと言われればそんなこともなく、期間工と呼ばれる景気や生産台数の変動による不安定な雇用であったように思われます。

山奥のパン工場というのも多かったように思われます。パン生地を捏ねたりトッピングをしたり出来上がったパンをラッピングしたりする作業が主な仕事だそうです。
派遣のコンビニ弁当工場勤務というのもありました。これは深夜勤務が多い職場で、流れ作業でお弁当のご飯に梅干しを入れたり食材を入れたりする仕事で、割と人間的に問題のある生徒でも容易に就くことの出来た職場でありましたが食べ物を扱う仕事に就く人間は、まともであって欲しいと思いました。
変わったところでは、派遣で行った先で潜水艦のパーツを磨くといった仕事に従事していた卒業生もおりました。どこのどの部分かは、磨いていた本人も分からなかったそうですが、これも単純労働であったそうです。
年金問題が取り沙汰されていた頃には、その記録の確認作業といった仕事もあったそうなのですが、上司の方がバリバリの中国人で、それって良いのか?と疑問に思いながら作業を続けていたそうな。

これらの仕事に共通することは、単純作業、不安定な雇用、将来性の無さ、といったものでしょう。実際にそういった職種に就いた卒業生たちは、不安定以前に長く続けられる程若者のロマンをかき立てる仕事ではないため直ぐに辞められる生徒が多く、その後本格的に仕事を探そうという方がほとんどでした。

そんな彼らが現状から脱却するために目指す職の中で、割と多いのが「役人」で公務員を目指す方は多かったように思われます。理由としましては公務員を目指す方のほとんどがそうなのでしょうし、それが悪いとは言いませんが安定志向によるものでして、しかし成功例がほぼ無いというのが現実です。その理由としましては、そちらには最初から公務員を目指してバリバリ勉強されている方々がいて、そんなマジな方々と勝負するには「ゲーム業界がダメだったから役人になろーっと。安定しているし。」といった姿勢では、やはり難しいと言わざるを得ないからではないでしょうか。
やはりどの分野でもそこで本気で目指している方がいる訳でして、人生のシフトチェンジはアリだとは思いますが、先行している方々と肩を並べるには同等かそれ以上の努力が必要で、そのガッツがあればゲーム業界を諦めずに他の職種に就こうとも思わない訳です。やはり最後は意思の強さやガッツがモノを言うと思われます。

ロックバンド「GLAY」のTERUさんは、北海道では超有名ではあったのですが、上京してからは全くの無名でのスタートで、当然の事ながら働きながらのバンド活動を余儀なくされたのですが、そこまでは良いのですが働けば働くほど地位が上がっていってしまい、バンド活動の方が疎かになってしまう為、仕事を辞めざるを得なくなったというエピソードがあるのですが、やはり成功する人はどこにいても成功してしまうという良い見本であると思います。

話は変わりますが20世紀や昭和の時代では、言ってはなんですが学校のお勉強についていけない薄暗いゲームセンターにタムロしているような若干ガラの悪い方々が将来底辺と呼ばれる人間になっていたように思われるのですが、現代では様相が違っていて、グレることもなくただ淡々と学校に行き続け、学校を卒業とともに社会に放り出されて途方に暮れている様な方々の方が社会的底辺を形成する層になっているのではないかと思われます。

前者の言わばヤンキーとかDQNと呼ばれる方はコミュニケーション能力はありますので割と社会で上手くやっていけたりするのですが、後者の様な真面目なオタクちゃんタイプな方々は、いくらCGやお絵描きの技術があったとしても、「知らないオジさんと話すのは嫌だ。」といった理由で企業での面接をバックれたりしちゃう事もママあったりします。それでも面接にまで到達出来る能力がある子はまだしも、そうでない子というのは目も当てられない状況に陥ったりして上記の様な流れ作業的な頭を使わなくても出来る様な仕事に就く事になります。そういった仕事というのは、いくらでも替えが効く仕事であるが故に賃金の上昇が望めず、それ故に底辺と呼ばれる訳でありますし、いずれIT化による職の喪失という憂き目にあう可能性も高いのではないかと思われますので職の選択には注意したいところです。

やはり頭を使うといった事を訓練し、尚且つそれが楽しい事であるという認識を得られるようにするという事は重要であると思われます。基本的に頭を使うということはとても疲れることなのですが、それに見合ったというかそれ以上のメリットもある訳ですが、現在の吊るし上げ的学校教育では、その力を子供につけさせるというのは難しいのではないかと思われますが、そこまでいくと話が広大になり過ぎてしまうので止めましょうか。

今回はここまで。

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